いつもの日常に飽きた。
新しい何かを始めたいと思っても、いざ始めようとすると、そこには完璧主義の壁が立ちはだかります。
私もその一人でした。
年月をかけて築いてきた安定した日常に、未知の世界へ踏み出す勇気がなかったのです。
完璧主義は私たちに確かな安心感を与えますが、同時に成長のチャンスを奪い取ります。
このブログでは、私が完璧主義の枠を打破し、新しい挑戦に向かって歩み出した過程をお伝えします。
私が見つけた新しい自分。
それはまさに、挑戦したからこそ見つけられたのです。
完璧主義だった専業主婦時代
私は24歳で出産のために、正社員の仕事をやめて専業主婦になりました。
そこから39歳まで専業主婦でした。
働きたいと思ったことはありました。
けど、ブロックがありました。
まずパソコンができない。
当時の私はWord と Excel の違いすら分からないほどでした。
それに、知らないことを知らないと言えない性格で、こんな無知な自分が社会でどんな風に思われるかが怖かったのです。
頭の中だけで考えて終わっていました。
その頃、子ども3人は全員小学生以上になっていたので、自分の時間はありました。
家事や育児をしていないときは、読書が好きなので本をたくさん読んでいました。
家事、育児、読書はもちろん素晴らしいことです。
しかし、毎日同じことだけする。
新しいことに挑戦しない。
働きたいと思っても、パソコンができない、人づきあいが苦手という理由で、働く決断をしない。
そんな私が、自分を変えるきっかけになったのが、パソコンスキルを学ぶために入った職業訓練校でした。
外で働くにはパソコンスキルが必須だと思ったからです。
この職業訓練校に入ったことが、それ以降のいろいろな決断の中で一番大きな決断になりました。
もちろん、その後にしたことの方が難易度は高いです。
しかし、決断の大きさと言う点では、この決断が私の人生を変えるほど大きかったのです。
これが、一生専業主婦のままでいたパラレルワールドからか、社会で働くというパラレルワールドへ移行することができた決断だったのでした。
その職業訓練校は、月から金まで毎日9時から16時くらいまでだったと思います。
4か月かけて一通りのスキルを習いました。
そして、卒業後、経理や受注発注と担当者として正社員の仕事を手に入れました。
これが9年前のことです。
当時もう39歳になっていました。
39歳で初めてチャレンジすることの重要性がわかったのです。
ずいぶん遅いですよね。
でも遅くても、ずっとわからないままでいるよりはましでした。
その時から現在まで、駆け抜けるような日々を過ごしてきました。
退屈な人生が一転、生きている実感のある人生になりました。
あの時、怖かったけど決断した自分に感謝です。
英検1級に合格
私は正社員として働く傍ら、英検1級に合格するという目標を持つようになりました。
その時44歳でした。
当時は英検2級を持っていました。
まずは英検準1級を取得することにしました。
英語から離れて20年ほど経っていました。
英検準1級の問題集と単語帳を見た時、あまりにもの難しさに愕然としました。
しかし、粘り強く目標を胸に頑張り続け、9か月後に英検準1級を取得することができました。
そして、その後3年かけて英検1級に合格しました。
2度めのチャレンジでした。
1度目は不合格でしたが、諦めませんでした。
詳しくはこちらをご覧ください。
47歳で英検1級に合格しました
完璧な人なんていない
この9年間、自分や周りの方々を見て思うのは、完璧な人なんていないということです。
昔の私は、優秀な人が成功すると思っていました。
しかし今思うのが、挑戦し続ける人が成功するのです。
子供のころから優秀でなくてもいい、完璧な学歴でなくてもいい、回り道をしてもいい。
だけど、ずっと挑戦はする。
年齢を言い訳にしない。
守りに入らない。
以前の私も含めて、30代、40代でもう年だからと、人生で挑戦することをあきらめている人がいます。
もったいない、まだまだ若いし可能性がたくさんあります。
挑戦することをあきらめない。
誰もが最初は初心者で、やってるうちに身につき、それがやがて才能開花や「あの人優秀」と言われるまでになるのです。
だから、最初ににやってみることがとにかく大事。
そしてそれを続ける。
今活躍している方々は皆、最初にやってみてそれをずっと継続しているのです。
そして、ただ惰性的に継続しているのではなく、常に向上心を持って取り組んでいるのです。
私はまだ道半ば。
また新たな目標ができています。
1年半ほど継続して挑戦していますが、まだ成功はしていません。
でも、これも成功するための過程です。
諦めません。
おわりに
資格取得、社会復帰、転職等を志す方へ。
最初はとてもハードルが高く感じられるかもしれません。
でも大丈夫です。
たとえ最初はできなくても続けているうちにできるようになります。
やりながらどんどん改善したり軌道修正したりして理想に近づいていけます。
挑戦した数が多いほど成功が多くなります。
とりあえず最初の第一歩を勇気を出して踏み出しましょう。
私はそのような方々を応援したいです。
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