英語には5つの基本文型があります。
どんな長く複雑な文章も、この5つの文型に収まります。
これを理解していると、長く複雑な文章でも理解することができます。
今回はそんな5つの基本文型について解説していきます。
第1文型 SV
1つ目の文型は、SVです。
Sは主語、Vは動詞です。
主語と動詞からなる文章です。
第一文型には自動詞を使います。
動詞には自動詞と他動詞があります。
自動詞と他動詞は以下のような違いがあります。
自動詞:後ろに目的語を取らない動詞
他動詞:後ろに目的語を取る動詞
自動詞の例
run、 walk、 go、 come、 stand、 sit、 fly、swim
他動詞
study、like、watch、kick、play、eat
自動詞を使う第1文型の例文を見ていきましょう。
例文)
I walked to the park.
私はその公園に歩いて行った。
He runs in the park.
彼はその公園で走ります。
上記の赤色のtoやinなど前置詞が付くものは修飾語と言って、単なる飾り的なものです。
絶対に必要な語句ではないです。
だから、文型を考える時には修飾語はノーカウントです。
第2文型 SVC
2つ目の文型は、SVCです。
Cとは補語です。
補語とは聞きなれないですが、目的語ではなく、主語とイコールになるものです。
わかりにくいとは思いますが、例文を見ればわかります。
例文)
I am Keiko.
私は恵子です。
She is a nurse.
彼女は看護師です。
They look happy.
彼らは幸せそうだ。
私=恵子
彼女=看護師
彼ら=幸せ
主語=補語になります。
第2文型はbe動詞と一般動詞の両方を使います。
第2文型以外のものは、一般動詞しか使いません。
そういう意味では第2文型は特殊になります。
第3文型 SVO
3つ目の文型は、SVOです。
Oとは目的語です。
この文型が一番なじみがあると思います。
目的語が必要ということは、第3文型で使う動詞は必ず他動詞になります。
例文)
I like dogs.
私は犬が好きです。
She studies English.
彼女は英語を勉強します。
They play baseball.
彼らは野球をします。
第4文型 SVOO
4つ目の文型はSVOOです。
少し複雑になりました。
例文を見ていきます。
例文)
You gave me some flowers.
あなたは私にお花をくれた。
Aki showed me the pictures.
あきは私に写真を見せてくれた。
I told him the story.
私は彼にその話をした。
赤字が1つ目の目的語、青字が2つ目の目的語です。
第4文型で使う動詞は、他動詞です。
そしてその他動詞の中でも、第4文型でよく使うものがあります。
それが次の動詞です。
give、show、tell、buy、lend、send、teachなど
第5文型 SVOC
5つ目の文型は、SVOCです。
5つの文型で一番複雑な感じですね。
例文を見ていきましょう。
例文)
I call my rabbit Haru.
私はうさぎをはると呼んでいる。
She left the door open.
彼女はドアを開けたままにした。
He made me happy.
彼は私を幸せにした。
第5文型ではO=Cになります。
要するに目的語=補語です。
my rabbit=Haru
the door=open
me=happy
第5文型で使う動詞も他動詞です。
そして第5文型でよく使う動詞があります。
次のような動詞です。
call、leave、make、keep、nameなどです。
まとめ
英語の文章は必ずこの5つの文型のどれかになります。
長い文章もいろんな修飾語が付いているだけです。
骨組みだけにすれば、このどれかになります。
S(主語)、V(動詞)、C(補語)、O(目的語)をきっちり理解して、それぞれの文型でよく使う動詞を覚える。
そうすれば、しっかりとわかるようになります。
どんな長く複雑な文章でも、結局はこのシンプルな法則で成り立っています。
慣れていけば、そういう文章も読めるようになります。
皆様の理解が深まりますように。
この他にも、英語力向上のための記事を書いています。
ぜひご覧ください。
英語文法のカギ:Be動詞と一般動詞をマスターしようについて
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