今回は英語ペラペラになる方法であるParaphraseについて解説します。
はじめに
「英語ペラペラ」と聞くと、どんな状態を思い浮かべますか?
どんな話題でもスラスラ話せる?
ネイティブと同じスピードで会話できる?
難しい単語や表現を使いこなせる?
実は、英語ペラペラの基準は人それぞれ違います。
初心者なら、簡単な自己紹介ができるだけでも「ペラペラ!」と感じるかもしれません。
逆に、上級者でも自分に厳しく、まだまだだと思っていることも。
今回は、英検1級保持者であり、英語を使う仕事をしている私自身の経験をもとに、
「英語ペラペラとは何か?」、そして
「ペラペラになるために必須のスキル:Paraphrase(パラフレーズ)」について詳しく解説します!
英語ペラペラのリアルな基準とは?

ペラペラ=「完璧に話せる」わけではない
私は英検1級を取得し、日常的に英語を使う仕事をしています。
そんな私でも、「英語ペラペラだね」と言われる一方で、
自分自身ではペラペラだとは思っていません。
なぜなら、得意な分野と不得意な分野があるからです。
たとえば、ビジネス英語や会計関連の話題ならスムーズに話せます。
一方、専門外の分野――たとえば最新のIT技術や医療の話題になると、
知らない単語や表現に戸惑うこともあります。
「分野によってペラペラ度が違う」
これが、リアルな英語運用者の姿です。
Paraphrase(パラフレーズ)とは?
言いたいことを別の言い方で表現する技術
Paraphraseとは、簡単に言うと
「言いたいことを別の表現で言い換えること」です。
英語学習において、このスキルは超重要です。
なぜなら、知らない単語が出てきたとき、Paraphraseできれば
「会話を止めずに続けられる」からです。
具体例:思春期の娘について話すとき
以前、英会話レッスンで「思春期」という単語を使いたかったとき、
“adolescence” や “puberty” という単語が思い出せなかったことがありました。
そのとき私は、
“at a difficult age”(難しい年頃にいる)
と表現しました。
【例文】
My daughter is at a difficult age.
(私の娘は難しい年頃です。)
結果、先生にはしっかり意味が伝わりました!
つまり、ピンポイントの単語が出てこなくても、言いたいことは伝えられるんです。
これがParaphraseの力です!
なぜParaphraseが英語ペラペラへの鍵なのか?
① 会話のスピードを落とさない
もし、適切な単語を探して会話中に詰まってしまったら、
リズムが悪くなり、相手も聞き取りにくくなってしまいます。
Paraphraseができると、
単語が出てこなくてもスムーズに話を続けられるので、
自然な会話ができます。
② 知識の幅を広げられる
Paraphraseを使いこなすうちに、
似た意味を持つ表現や言い回しのバリエーションもどんどん増えます。
例えば、
big → huge / enormous / massive
help → assist / support / lend a hand
こうした「言い換え表現」をストックできるので、
結果的に語彙力アップにもつながります!

Paraphraseをマスターする方法

① 語彙力を増やす
Paraphraseには、ある程度の語彙力が必要です。
まずは日常会話でよく使う単語やフレーズをしっかり覚えましょう。
たとえば:
意味 よく使う単語 言い換え例
手伝う help assist, support, lend a hand
怒る get angry lose one’s temper, blow up
うれしい happy glad, pleased, thrilled
こうして「同じ意味を持つ表現」を複数覚えておくと、Paraphraseしやすくなります!
② アウトプットの場数を踏む
頭で知識を詰め込むだけでは、Paraphrase力は伸びません。
実際に英語を話す練習が不可欠です。
おすすめの方法:
オンライン英会話でとにかくたくさん話す
英語カフェやミートアップイベントに参加する
英語のスピーキングテスト(IELTS、TOEFLなど)にチャレンジする
「あれ?この単語出てこない!」
そんな場面で必死に別の言い方を探す経験こそ、Paraphrase力を育てます。
具体的なParaphrase練習例
実際にParaphrase力を鍛えるための練習問題を紹介します!
例1:「彼女はすごく頭がいい」
She is very smart.
→ She is highly intelligent.
→ She is quick-witted.
例2:「その映画はとても面白かった」
The movie was very interesting.
→ The movie was fascinating.
→ The movie kept me on the edge of my seat.
例3:「今日は疲れた」
I’m tired today.
→ I’m exhausted today.
→ I feel drained today.
おわりに
今回は、英語ペラペラになるための超重要スキル「Paraphrase(言い換え)」について解説しました。
まとめると、
完璧な単語を知らなくても、別の表現で言いたいことは伝わる!
Paraphraseできると、会話を止めずにスムーズに続けられる!
語彙力アップと場数を踏むことが上達の鍵!
英語学習は、完璧を目指しすぎず、
「伝えること」を第一に考えることが大切です。
ぜひ今日から、意識してParaphraseを使ってみてくださいね!
次回は、英語ペラペラへのもう一つの重要なスキル、
「英語ペラペラの近道】Chunk(チャンク)を使った最強勉強法!」について詳しく紹介しますので、お楽しみに!
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