[UnsplashのAaron Burdenが撮影した写真]
2023年12月22日は冬至です。
冬至は季節の極み、特別な瞬間です。
今回は、冬至の英語表現とその日にするとよいことに焦点を当ててみます。
また夏の陽の極み、夏至についても触れていきます。
冬至
冬至は英語で”Winter Solstice”と言います。
北半球では、冬至は通常12月21日または22日です。
この日は一年で最も昼が短く、夜が長い日です。
これは地球が太陽の周りを公転する軌道上で、北極点が太陽から最も遠い位置にあるためです。
冬至を境に、日照時間が再び増えていきます。
このことから、「冬至は陰極まって陽に転ずる」、要するに物事の始まりの日でもあるのです。
冬至には願いや目標を立て、夏至に向かって日々行動して過ごすのがよいとされます。
是非この冬至のエネルギーを使って、夢や目標を現実化していってください。
冬至にするとよいこと
ゆず湯に入る
冬至には温泉やお風呂にゆずを浮かべて入ります。
これは体を温め、冷えからくる不調を和らげるための素晴らしい方法です。
また、ゆずには「融通」が利くという効果もあり、自分にとって融通の利く展開になっていくとされています。
このゆずの効果を冬至の日に感じてください。
[UnsplashのTakeshi Masが撮影した写真]
「ん」の付くものを食べる
「ん」の付くものを食べると「運」が付くとされています。
例えば、南京、うどん、こんにゃくなどです。
これらのパワーで「運」をつけていきましょう。
夏至
夏至は英語で”Summer Solstice”と言います。
北半球では、夏至は通常6月21日または22日です。
この日は一年で最も昼が長く、夜が短い日です。
これは地球が太陽の周りを公転する軌道上で、北極点が太陽に最も近い位置にあるためです。
夏至を過ぎると、日照時間が縮んでいきます。
このことから、夏至は収穫を意味します。
冬至にスタートしたことを、夏至で収穫する。
努力を続けてきた人は、その結果を夏至に受け取るのです。
夏至にするとよいこと
茅の輪くぐり
全国の神社では、毎年6月30日の「夏越の祓(なごしのはらえ)」という儀式の中で、茅の輪くぐりを行います。
神社の境内にある、茅(ちがや)という草で編んだ直径数メートルの大きな輪をくぐり、心身を清め厄払いし、無病息災を祈願します。
左周り、右回り、左回りと3周して、そして参拝します。
地方ごとの伝統の食べ物を食べる
冬至と違い、夏至には全国的に食されているものはありません。
地方ごとに伝統的な食べ物があります。
例えば関西のタコ。
これは、夏至が田植えと同じ時期なので、「まるでタコの足のように、稲の根がしっかりと根付くように」という願いから来ています。
[UnsplashのChristian Ladewigが撮影した写真]
その他、京都の「水無月」と言う和菓子があります。
目にも涼やかな、外郎と小豆からできた三角形の和菓子です。
室町時代には、夏の病を祓うために氷をいただく風習がありましたが、庶民には高級品の氷は手に入らなかったため、氷を模した水無月を食していたということです。
水無月には厄祓いの効果がある小豆が使われているので、更にお祓いの効果が期待できます。
日光を浴びる
[UnsplashのCHUTTERSNAPが撮影した写真]
夏至は一年で一番日が長いので、太陽のパワーが非常に強いです。
ですから、そのパワーを全身で受けましょう。
長い時間でなくても、その強大な太陽のパワーは私たちに恩恵をもたらしてくれます。
まとめ
これらの季節の変わり目には、自然のサイクルに感謝して、心に平穏を感じながら、特別な瞬間を過ごしましょう。
この冬至で願いを立て、夏至でその結果を受け取ってください。
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