はじめに
「me time」という言葉を初めて目にしたとき、「my time」ではなく「me time」?と少し不思議に感じました。
文法的に違和感があります。
「me」は目的格なのに、どうして「time」と組み合わさっているのだろう?と疑問に思いました。
でも意味を調べてみると、「me time」は「自分のための時間」「自分自身をいたわる時間」という、とても素敵な意味を持つ言葉だとわかりました。
それ以来、私はこの表現を気に入って、日常の中で意識的に使うようになりました。
今回は、この「me time」という言葉について、紹介したいと思います。
「me time」の文法と意味
まず文法についてです。
「me」は英語の目的格の代名詞で、「I」の目的形です。
そして「time」は名詞。
通常、英語では「my time」のように所有格+名詞の形が自然ですが、「me time」はあえて目的格+名詞という少し変わった形になっています。
この形が、どこかカジュアルで親しみやすく、感覚的に「自分自身の時間」を強調しているようにも感じられます。
文法的には不思議な組み合わせですが、ネイティブの間では広く使われていて、意味もすぐに伝わります。
意味としては、「私のための時間」「自分自身の時間」というニュアンスになります。
誰かのためではなく、自分の心や体をいたわるためのひととき。
静かに過ごす時間、好きなことに没頭する時間、何もしないでただ休む時間——それらすべてが「me time」です。
ちなみに、主語が「私」以外でも「me time」は使われます。
たとえば
- She enjoys her me time.
彼女は自分の時間を楽しんでいる。 - He needs some me time.
彼には自分だけの時間が必要だ。
このように、「me time」は誰にとっても大切な、自分自身をいたわる時間を表す言葉なのです。
私の「me time」
あなたにとっての「me time」は、どんな時間でしょうか?
私の場合は、コーヒーを自分で淹れて飲む時間が「me time」です
コーヒーの香りに包まれながら、ゆっくり楽しむ。
また、英語学習をしている時間も、私にとっては「me time」になることがあります。
誰かに言われてやる勉強ではなく、自分の興味や向上心からの学習。
まさに「自分のための時間」です。
そう考えると、仕事の中にも「me time」は存在するのかもしれません。
たとえば、自分のスキルアップを目的として取り組む業務。
作業ではなく、自分自身の成長になる「me time」になり得ます。
日常のあらゆる場面に、「me time」は散りばめられています。
意識するかしないかで、その時間の質は大きく変わります。
忙しい毎日の中でも、「これは私のための時間だ」と気づきたいものです。
「me time」は、英語圏でもよく使われる表現です。
以下のようなフレーズがよく見られます:
- Me time isn’t selfish. It’s self-care.
「me time」はわがままではなく、自分をいたわること。 - My me time is a quiet walk in the park.
私の「me time」は、公園を静かに歩くこと。 - With a cup of coffee and quiet moments, I reconnect with myself. That’s also my me time.
コーヒーと静かな時間の中で、自分自身と向き合う。それも私の「me time」。
おわりに
今回は、「me time」という言葉について紹介しました。
「me time」は、誰にとっても必要な、自分自身をいたわる時間です。
忙しい日々の中で、ほんの少しでも「自分のためのひととき」を意識して過ごすことで、心が整い、前向きな気持ちになれることがあります。
ぜひ、あなた自身の「me time」を見つけてみてください。
自分のための時間。
「me time」を意識して楽しみましょう。
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