[UnsplashのRomain Vignesが撮影した写真のRomain Vignesが撮影したイラスト素材]
はじめに
英検準1級の長文読解において、
・語彙はある程度理解している
・文法も一通り学習している
・それでも内容が正確に取れない
このような状態に悩む方は少なくありません。
この原因は、学習量ではなく、
読解の方法そのものにあります。
長文が読めない本当の理由
英語は、単語の積み重ねではなく、
構造によって意味が決まる言語です。
したがって必要なのは、
👉 すべてを読むことではなく
👉 文の本体を見抜くことです
本体とは何か
ここでいう「本体」とは、
👉 文全体の意味(主張)を決める主語と動詞
のことです。
重要なのは次の点です。
👉 主語と動詞は複数見えても、本体は一つである
修飾句の中に現れる主語・動詞ではなく、
文の骨格となる部分を特定する必要があります。
ロジカルリーディング(構造読解)
本記事では、次の3ステップで英文を処理します。
① 本体の主語と動詞を見極める
② 修飾句を外す
③ 論理(因果・対比)を捉える
この手順により、
長文でも意味を安定して理解できます。
例文①(本体が埋もれる構文)
※以下の例文は英検準1級レベルを想定したオリジナル英文です
The growing concern among policymakers about the long-term environmental impact of industrial expansion in developing countries, which has been intensified by recent reports highlighting climate change risks, has led to stricter regulations.
▼本体
主語:The growing concern among policymakers about the long-term environmental impact of industrial expansion in developing countries
動詞:has led
▼ポイント
・主語が非常に長い
・which節が途中に挿入される
・名詞が多く動詞を見失いやすい
👉 動詞を先に見つけることが重要
例文②(動詞トラップ構文)
Although many researchers argue that the methods used in previous studies fail to capture the complexity of human behavior, the conclusions drawn from these studies continue to influence policy decisions.
▼本体
主語:the conclusions drawn from these studies
動詞:continue
▼ポイント
・動詞が複数存在する(argue / fail / capture / continue)
・although節に引きずられる
・drawnが動詞に見える
👉 文の主張はどこかを判断する
例文③(what構文)
While it is often assumed that technological advancements inevitably lead to social progress, what remains unclear is whether these changes actually benefit all members of society equally.
▼本体
主語:what remains unclear
動詞:is
▼ポイント(重要)
・whatは主語そのもの(関係代名詞ではない)
・主語と動詞が複数見えるが、本体は1つ
👉
「whatが来たら、その後ろは主語になる」
論理の読み取り
構造だけでなく、論理も重要です。
・although / while → 譲歩
・because → 原因
・but / however → 対比
👉 論理によって意味が確定します
重要な原則
英検準1級では、未知語が含まれるのは自然です。
語彙については文脈で補えますが、
👉 構造を誤ると意味は崩れます
👉 結論
語彙ミス=部分的ミス
構造ミス=致命的ミス
まとめ
英検準1級の長文読解で重要なのは、
・すべてを読むことではない
・細かく区切ることでもない
👉
文の本体を見極めることです
👉 長文読解に不安がある方には、
実際のレッスンで一文ずつ構造を確認しながら進めています。
自分の読み方を見直したい方は、ご検討ください。



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