6月には夏越しの祓の儀式である茅の輪くぐりというものがあります。
今回はこの茅の輪くぐりの英語表現と、その由来や作法について解説します。
はじめに
日本には数々の伝統的な風習がありますが、6月には夏越しの祓の儀式である茅の輪くぐりというものがあります。
夏越しの祓は大みそかの年越しの祓とともに大祓(おおはらえ)と呼ばれるものです。
日々の生活で知らず知らずのうちに身にまとった穢れを、お祓いしてもらう儀式になります。
穢れを祓って、心身ともに浄化するのです。
茅の輪くぐりの英語表現
茅の輪くぐりの英語表現ですが、そのままchinowakukuriと言うこともできます。
しかし、よりよく外国人に理解してもらうにはa passing ring ceremonyと言うこともできます。
あの大きな茅の輪をくぐるもって、大人でもわくわくします。
このa passing ring ceremonyと言う表現は、そのわくわく感が伝わる表現だと思います。
外国人にも是非このa passing ring ceremonyを体験してもらいたいです。
次にその由来と作法を解説します。
茅の輪くぐりの由来
茅の輪くぐりは日本神話が由来になっています。
スサノオノミコトが備後国を旅している時に、2人の兄弟に出会いました。
兄の方は裕福でしたが、スサノオノミコトを家に上げてもてなそうとはしませんでした。
しかし、弟は貧しいにもかかわらず、スサノオノミコトを家に上げ、丁寧にもてなしました。
喜んだスサノオノミコトは、再びこの地を訪れた時に、弟の方に輪を渡して腰つけるように言いました。
その後、弟やその家族は輪を身につけていたおかげで疫病から身を守れました。
輪をつけていない他の人々は皆、疫病にかかり亡くなったということです。
この弟のように、穢れがなく清らかな状態でいることで、災難から身を守れるというお話が由来になっているのです。
茅の輪くぐりの参拝方法
茅の輪くぐりの参拝方法は、神社によっても少しずつ違うところもありますが、私の産土様である水無瀬神宮では以下のような参拝方法になっています。
- 正面に立つ
- 輪をくぐり左に回り正面に戻る
- 輪をくぐり右に回り正面に戻る
- 正面より輪をくぐり本殿へ
この茅でできた大きな茅の輪。
これをくぐることで、厄を祓って心身ともに清らかな状態を保つことができます。
私は6月に何度もこの茅の輪くぐりをします。
時間があれば神社参拝をしているので、何度もくぐるということなります。
そのおかげだと思いますが、夢が叶ったり、自分が見られたいように人から見てもらえるようになりました。
夢や願望を叶えるには、先に清らかな状態になっているということが大事なんですね。
おわりに
今回は茅の輪くぐりの英語表現と、その由来と作法について解説しました。
日本には素晴らしい伝統的な風習がたくさんあります。
これらを活用して、心身ともに成長していきましょう。
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