こんにちは。
今回は四文字熟語の英語表現について解説します。
日本人の日常会話には四文字熟語が自然と溶け込んでいます。
わずか四文字で言いたいことを的確に表現できる四文字熟語って素晴らしいです。
代表的な四文字熟語12例の英語表現を見ていきましょう。
はじめに
四文字熟語は英語でFour-Character Idiomsと言います。
短いですが実に深い意味があります。
その意味を英語に翻訳することは、表面的な文字だけを訳すのではなく、その背景をも含める必要があります。
的確な英語表現にして、外国人に言葉の意味をきちんと伝えたいですね。
四文字熟語:厳選12選
一期一会 (いちごいちえ)
“Treasure every encounter “: すべての出会いを大切にしよう
“Every meeting is a once-in-a-lifetime encounter”:すべての出会いは1生に1回
「一生に一度の出会いを大切にする」という意味です。
人生を左右するような人とのご縁や、今後このような出会いはもうないであろう貴重な出会いということです。
臨機応変 (りんきおうへん)
“Adaptability to circumstances”: 状況への適応能力
「状況に合わせて柔軟に対応する」という意味です。
変化に素早く対応して進んでいく力です。
温故知新 (おんこちしん)
“Learning from the past to innovate in the future”: 過去から学び未来を革新する
「過去の経験や歴史から学び、未来を創っていく」という意味です。
自分の経験や歴史上の偉人の行いから学び、必要な知識を得て、未来を創造するということです。
切磋琢磨 (せっさたくま)
“Mutual encouragement to improve skills”: 技術向上のためのお互いの励まし合い
「お互いに励まし合い、技術を向上させること」という意味です。
ライバル同士が互いに競い合って、共に技術を磨き合うということです。
呉越同舟 (ごえつどうしゅう)
“Enemies on the same boat”: 同じ船に乗っている敵
「敵対関係にある者同士が、共通の目的や利益のために協力すること」という意味です。
敵ではあるものの、共通の利害関係の下で協力するということです。
自業自得 (じごうじとく)
“You reap what you sow.”: 自分が蒔いた種を刈る
「自分のしたことに対して責任を持つべきだ」という意味です。
law of karma(カルマの法則)とも呼ばれます。
四面楚歌 (しめんそか)
“Surrounded on all sides”:全方位を囲まれている
「周りを敵に囲まれて孤立している」という意味です。
助けがなく、孤立した状態のことです。
一石二鳥 (いっせきにちょう)
“Kill two birds with one stone”:1つの石で2羽の鳥をしとめる
「一回の行動で二つ利益を得る」という意味です。
計画的に行動することで、一度の労力で複数の事柄を成しえるという意味です。
効率的な行動をとるという意味です。
弱肉強食 (じゃくにくきょうしょく)
“The law of the jungle”:ジャングルの掟
「自然界や社会での厳しい競争」を表しています。
強いものが制するという容赦ない状況のことです。
百花繚乱 (ひゃっかりょうらん)
“A riot of color”:咲き乱れる色彩
「いろいろな花が咲き乱れる様子」を表しています。
一度に多くのすぐれた才能が存在する状況のことです。
試行錯誤 (しこうさくご)
“Trial and error”:試みと失敗
「何回も挑戦して失敗する」という意味です。
何か成し遂げる時には何度も挑戦と失敗しなければならないということです。
七転八起 (しちてんはっき)
“Fall down seven times, stand up eight”:7回倒れて、8回立ち上がる
「何度も倒れても、その都度立ち上がる」という意味です。
何度失敗しても、決して諦めずに努力し続けることが大切だということです。
おわりに
四文字熟語を英語表現いかがでしたでしょうか。
英語表現の時には日本語が持つ深い意味を反映させなければいけません。
上記の12例以外にも、是非あなたが好きな四文字熟語を素敵な英語で表現してみてくださいね。
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