英検ライティングで本当に大切なこと:英語力よりもまず「日本語の作文力」

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はじめに:英語を書く前に立ち止まって考えたいこと


英検のライティング問題に取り組むとき、「英語力」が試される場面だと考えがちです。

確かに、英語で意見を述べるという形式からは、語彙力や文法力が問われているように見えます。

しかし、実際にはその前段階として「日本語での作文力」が非常に重要です。

英語で書く前に、まず日本語で自分の考えを整理し、筋道立てて文章を構成する力がなければ、どれだけ英語の知識があっても、伝わる文章にはなりません。

これは、英検に限らず、TOEFLやIELTSなど他の英語試験でも同様です。

英語で意見を書くことは、単に言語を使うだけでなく、「思考を言語化する力」が問われているのです。

ライティングの土台は作文にある

日本語での作文力は、実は小学校・中学校・高校での作文や感想文、意見文の授業で培われてきたものです。

これまでに書いてきた読書感想文や意見文、課題作文などの経験が、英検ライティングにも活かされます。

例えば、「自分の意見を述べる」「理由を2つ挙げる」「結論でまとめる」といった構成は、まさに国語の授業で学んだ文章の組み立て方と同じです。

英語で書くからといって特別なことをする必要はなく、まずは日本語でしっかりとした構成を作ることが大切です。

ライティングで本当に大切なこと

英検のライティングでは、与えられたトピックに対して、指定された語数で自分の意見を述べる必要があります。

ここで、「難しい単語を使わなければ」「複雑な文法を使わなければ」と考えてしまいがちです。

しかし、実際にはそうした難易度の高い英語表現よりも、まず「文章の一貫性」や「論理的な展開」が重視されます。

以下のような点が特に重要です:

  • 序論・本文・結論が自然に展開しているか
  • 同じ内容を繰り返していないか
  • 話の筋が途中で変わっていないか
  • 関係のない話題が混ざっていないか

これらができていない状態で英語に訳しても、まとまりのない文章になってしまい、結局何が言いたいのかが伝わらなくなってしまいます。

つまり、英語で書く前に「日本語の文章の質」を高めることが、ライティング力向上の第一歩なのです。

難しいことを言わなくてもいい

英検ライティングでは、目を引くような斬新な意見や、社会的に深い洞察を求められているわけではありません。

むしろ、一般的で普通の意見で構わないのです。

大切なのは、以下のような基本的なポイントです:

  • 一貫性があること
  • 序論・本論・結論が明確に展開していること
  • 文法や語彙に間違いがないこと

これらがしっかりできていれば、高い評価を得ることができます。

つまり、英検ライティングは「英語力の見せ場」と同時に、「思考力と構成力の見せ場」なのです。

どうやって作文力を鍛えるか

では、どうすれば日本語での作文力を高めることができるのでしょうか。

おすすめしたいのは、以下のような方法です:

  • 読書をする(特に意見や考察が含まれる文章)
  • 自分の考えをノートに書き出してみる
  • ニュースや記事を読んで、自分の意見を持つ練習をする
  • 他人の文章を読んで、構成や展開を分析する

こうした積み重ねが、自然と論理的思考力と文章構成力を育ててくれます。

そしてそれが、英語でのライティングにも直結するのです。

まとめ:英語を書く前に、まず「考えを整える力」を

英検ライティングで高得点を目指すなら、まずは「英語を書く力」よりも「考えを整える力」「文章を構成する力」に注目しましょう。

その土台がしっかりしていれば、英語に訳すときも迷いなく、伝わる文章になります。

もし今、「うまく書けない」「何を書けばいいかわからない」と感じているなら、それは英語力の問題ではなく、日本語での思考整理の部分に課題があるのかもしれません。

読書や日々の思考整理を通じて、少しずつ作文力を育てていきましょう。

英語を書く力は、その上に自然と積み上がっていきます。

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