英検準1級・1級 長文読解は“読む→解く”のリズムが鍵

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英検長文問題を解く順番 英検

英検準1級や1級の長文を解く際に、より確実に正解にたどり着ける順番について解説します。

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はじめに

英検準1級や1級の長文問題は、語彙力や読解力が試されるだけでなく、限られた試験時間の中で効率的に解答を進める必要があります。

「まず全文を読んでから問題に取り組む」という方法は一見正攻法に思えますが、実際には効率が悪く、内容を忘れてしまうリスクが高いのです。

特に難易度が高い文章では、理解が曖昧なまま次に進んでしまい、結局は何度も読み返す羽目になりかねません。

そこで重要になるのが「解く順番」です。

どのタイミングで問題に目を通し、どの段落で解答に取りかかるかによって、正答率や時間配分が大きく変わってきます。

一般的な長文を解く順番

英語に限らず、国語の読解問題でも「先に設問を確認してから本文を読む」という方法がよく推奨されます。

設問を把握しておけば、本文を読みながら「ここが答えにつながりそうだ」と意識でき、重要な部分に印をつけたり、メモを残したりすることができます。

英検でもこの方法は有効です。

しかし、準1級や1級の長文では、設問自体が難しく、先に読んでも理解が追いつかないことがあります。

私自身が1級の勉強をしていたとき、設問を先に読んでも「結局何を問われているのか」が曖昧で、何度も読み返す必要がありました。

その結果、時間を大幅にロスしてしまい、本来の目的である「効率的な解答」から遠ざかってしまったのです。

つまり、一般的な方法が必ずしも万能ではなく、難易度が高い場合には別の戦略が必要になります。

英検準1級や1級の長文が難しい理由

長文問題の難易度が高い理由には、以下のような特徴があります。

  • 専門性が高いテーマ:科学、社会問題、歴史、哲学など幅広い分野が扱われる。
  • 語彙が難しい:日常英会話ではほとんど使わない単語が頻出する。
  • 抽象的な表現が多い:具体的な事例よりも概念的な説明が中心になる。
  • 文の構造が複雑:1文が非常に長く、関係代名詞や分詞構文が多用される。

特に「抽象的な表現」と「複雑な構造」は、読んだ直後でなければ理解が薄れてしまう要因です。

読んですぐに解かないと忘れてしまう

抽象的で複雑な文章は、全文を読み切ってから設問に取り組むと、細部の理解が抜け落ちてしまいます。

そこで有効なのが「段落ごとに設問を確認し、該当すればすぐに解答する」という方法です。例えば:

  • 1段落読む
  • その段落に関連する設問があるか確認する
  • あればすぐに解答する

この方法なら、記憶が新鮮なうちに答えを導けるため、曖昧さが減り、正答率が上がります。

もちろん、すべての段落に設問が割り当てられているわけではありません。

その場合は多少の時間ロスになりますが、全体としては効率的です。

実際、英検の長文問題は「1段落につき1問」という構成が多いため、この戦略はかなり有効です。

実践的な工夫

さらに効果を高めるために、以下の工夫を取り入れると良いでしょう。

  • キーワードに下線を引く:設問に関連しそうな単語やフレーズを見つけたら即座に印をつける。
  • 段落ごとに要約を書く:簡単な日本語で「この段落は〇〇について」とメモする。
  • 設問の選択肢をざっと確認する:選択肢の中に出てくるキーワードを意識しながら本文を読む。
  • 時間配分を意識する:1問にかける時間を決めて、深追いしすぎない。

これらを組み合わせることで、難易度の高い長文でも「理解が曖昧になる前に解答する」流れを作ることができます。

まとめ

長文問題を解く一般的な方法である「先に設問を読む」は有効ですが、英検準1級や1級のように難易度が高い場合には必ずしも機能しません。

抽象的で複雑な内容を忘れる前に解答するためには、段落ごとに設問を確認し、関連があればすぐに解答するという方法が効果的です。

さらに、キーワードのマーキングや段落要約などの工夫を加えることで、効率的かつ確実に正答へ近づくことができます。

英検の長文は「解答の順番」が合否を分ける大きなポイントです。

ぜひ活用してください。

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