日本では昔から受け継がれている年末年始のお祝いに欠かせない風習があります。
このブログでは、代表的な5つの風習:「年越しそば」「 おせち」「初詣」「年賀状」「お年玉」についての英語表現を解説していきます。
英語表現だけでなく、その文化的な側面の理解も深めましょう。
年末年始の英語表現
深い内容に入る前に、まず英語でその期間を表現する一般的な言葉に慣れてみましょう。
年末年始は、一般的に英語で”the New Year’s holiday”と呼ばれます。
特に年末の時期を指す場合は “end of the year” や “year-end” という表現も使われます。
時計が12月31日の深夜を打つと「大晦日」”New Year’s Eve”が始まり、「元日」”New Year’s Day”が訪れます。
それでは、各伝統の風習について解説していきましょう。
年越しそば
年越しそばは、大晦日である12月31日に食べるそばのことです。
英語では”Toshikoshi Soba”や ”New Year’s Eve noodles”と言います。
そばは、その細く長い形をしていることから長寿と結び付けられます。
大晦日の夜に家族がそろってそばを食べることから、家内円満の象徴ともされています。
そばを食べることはまさに、長寿と家庭円満につながるのです。
おせち

おせちはお正月の楽しみの一つです。
英語では、”Osechi”や”food served during the New Year’s Holidays”と言います。
日本の伝統的なお祝い料理であり、長寿や幸福を意味します。
おせちづくりは12月中から始まり、お正月は何も料理をせずその作り置いたおせちを食べるのです。
これはお正月の三日まではかまどの神様に休んでいただくためと普段忙しい主婦が家事をしなくて済むようにということから来ています。
またおせちの料理にはそれぞれ願いが込められています。
- 紅白かまぼこ(red and white fish cake)は、その色から繁栄。紅は魔除け、白は浄化を表現してる。
- 伊達巻き(Datemaki)は、その形状(掛軸)から知識。
- 黒豆(black soybeans)は、まめな生活と健康。
- 栗きんとん(mashed and sweetened chestnuts)は、その黄金色から豊かさ。
- 数の子(herring roe)は、子孫繁栄。
- 海老(shrimp)は、腰が曲がるまでの長寿。
- 蓮根(lotus root)は、穴の開いている形状から、見通しの良い未来。
- 田作り(dried sardines)は、いわしが畑の肥料だったため豊作。
初詣

初詣とは、新年最初に神社やお寺にお参りすることです。
英語では、” the first visit to a shrine or temple in the New Year”と言います。
旧年中の感謝や新年の多幸を祈願する風習です。
家族そろって初詣をし、お守りや破魔矢を購入して新たな一年のご加護をお願いします。
お守り:charms
破魔矢:(ceremonial) arrow used to drive off evil
おみくじ:a fortune slip / paper an oracle
年賀状
年賀状は新年を祝う挨拶状のことで、一般的にはハガキやカードを使用します。
年賀状は英語で、” New Year’s card”と言います。
文字だけでなく、その年の干支を描いたり、家族の写真を使ってデザインしたりします。
旧年中の感謝と、新たな年において変わらぬ厚情をお願いする気持ちが添えられます。
お年玉
お年玉は、新年に大人から子どもへ渡すお金のことです。
お年玉は英語で、” New Year’s gift”と言います。
お年玉は「ぽち袋」と呼ばれる小さな紙袋に入れられています。
親戚が集まり、大人から子どもにお年玉を渡します。
これは子どもたちにとって待ち遠しい習慣となっています。
まとめ
日本の伝統的な風習、「年越しそば」「おせち」「初詣」「年賀状」そして「お年玉」についての英語表現と文化的側面を解説しました。
是非、この風習を通じて英語スキルの向上を楽しんでください!
来る年が、伝統の温もりと新たな始まりの約束で満たされますように。
こちらの記事もご覧ください。
冬至と夏至の英語表現:季節の極み、心に灯る特別な日
コメント