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はじめに:単語は覚えにくい…その悩みに応える方法
英語学習をしていると、「単語がなかなか覚えられない」「覚えてもすぐに忘れてしまう」といった悩みが出てくるのではないでしょうか?
そんな時、「単語帳」と「日常の出来事」を組み合わせることで、効率よく、しかも楽しく単語を覚えられます。
この記事では、以下の2つの方法を紹介します。
- 単語帳を使って、効率的に単語をインプットする方法
- 日常生活や季節・行事に関連づけて、自然と記憶に残す方法
両方の良いところを活かした、バランスの良い単語学習法をぜひ取り入れてみてください。
単語帳は「量」をこなすための必須ツール
まずは定番の「単語帳」についてです。
単語帳を使うメリット
- 出題頻度の高い単語が体系的にまとまっている
- 覚えるべきレベルがわかる(英検・TOEIC・受験など目的別に使える)
- スキマ時間に手軽に学習できる
私が使っていたのは『でる順パス単 英検1級』(旺文社)など、目的別に作られた単語帳でした。
ページごとに区切られているので、毎日○ページ、というように学習ペースを決めやすいのもポイントです。
『でる順パス単 英検1級』(旺文社)を使った具体的な単語の覚え方はこちら
英検1級合格のカギは「でる順パス単」!私の単語帳活用法を公開
単語帳学習のコツ
- 機械的に覚えれるものはそのまま覚える
- 覚えにくいものは印をつけて何度も反復する
- それでも覚えれないものはノートに書きだして、関連情報を書き加えて覚える
- 声に出して、目と耳の両方で覚える
- アウトプットの機会をつくる(例:オンライン英会話を習う)
単語帳だけだと「つまらない」「続かない」と感じる方もいるかもしれません。
そんなときは、次に紹介する方法も取り入れてみてください。
「季節」と「暮らし」を味方にする単語学習
単語帳は“量”を覚えるのに便利ですが、“印象に残す”という意味では、日常生活や季節の出来事に関連づけて覚えるのが効果的です。
例えば今の季節なら…
今の季節(6月)は、以下のようなものがあります。
- 茅の輪くぐり(ちのわくぐり)
→ 英語では「chinowakukuri」や「a passing ring ceremony」などと言います。
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茅の輪くぐりの英語表現 - 夏至(げし)
→ 英語では「summer solstice」と言います。
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冬至と夏至の英語表現:季節の極み、心に灯る特別な日
こうした日本独特の行事について調べ、英語でどう表現されているのかを学ぶことで、「へぇ、こう言うんだ!」という驚きとともに、単語や表現が記憶に残りやすくなります。
日々の暮らしも活用
例えば髪の毛を切ったなら、こんな表現も調べてみましょう。
- 髪の毛を切る
→英語では「get one’s hair cut」です。
関連記事:髪を結ぶって英語でなんて言うの?
こうした暮らしの英語表現は学校ではあまり習いません。
しかし現代は自動翻訳など便利なツールがあります。
是非それらを駆使して英語表現を調べましょう。
学んだ単語を使って「オンライン英会話」で使ってみる
単語を覚えたら、そのままにしておかず「使ってみる」ことが大切です。
おすすめなのは、オンライン英会話。
覚えた英語を実際の会話で使ってみることで、記憶に残るようになります。
また、自分の表現方法以外に先生の表現方法も知ることもでき、「こんなふうにも言えるんだ!」と更なる学びがあります。
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節目ごとにテーマを決めると、楽しく続けられる
単語を調べるときに、何を題材にするか迷ってしまうこともあると思います。
そんなときは、季節や年中行事ごとにテーマを決めておくと続けやすいです。
テーマ例 英語表現の例
- 春分、秋分、冬至、夏至 : Vernal Equinoxy、Autumn Equinox、Summer Solstice、Winter Solstice
関連記事:春分の日の英語表現:”宇宙元旦”と言われる特別な瞬間
冬至と夏至の英語表現:季節の極み、心に灯る特別な日 - 新月、満月 :the new moon and the full moon
関連記事:星空のメッセージ:新月と満月の英語表現 - 運動会:sports day、athletic meet、field day
関連記事:運動会って英語でなんて言うの? - 年末年始:the New Year’s holiday
関連記事:伝統の温もり:年末年始の風習の英語表現
こうした「今しかない」イベントや季節感のあるものをテーマにすると、学ぶ側もワクワクできますし、記憶にも残りやすくなります。
おわりに:単語帳と日常のダブル活用で記憶に残る学習を
英語の単語は、単語帳だけでなく、自分の生活に引き寄せて学ぶことで、より深く、長く記憶に残ります。
単語帳で「量」を覚えつつ、日常の出来事や季節の行事で「質」を高める。
この2つを組み合わせた学習法は、無理なく、そして楽しく続けられます。
ぜひ、日常の出来事から一つ、英語で表現できることを探してみてください。
暮らしがそのまま「英語の教材」になるはずです!
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